ルチアーノ・ベリオ「Folk Songs」(1964)

ARTSの1000円でおつりが来る超廉価盤を買った。ルイーザ・カステラーニのソプラノ、マウロ・チェッカンティ指揮コンテンポアートアンサンブルの演奏。
とてもチャーミングな曲集。ベリオの魅力は作品の奥から彼の音楽への愛情が素直にたちあがってくることにあると思う。そのあたりが同世代のブーレーズシュトックハウゼンなんかとは違うところだろう。この曲集は素直もなにも聞いた瞬間に、ああこの曲たちをとても気に入っているんだなとわかる。聞いて楽しい現代音楽。
この曲集だけでも充分価格に見合う内容。おすすめ。