今日の一枚

Les Rarissimes De JEAN WIENER & CLEMENT DOUCET (Les Annees folles)

全然知らないアーチスト、しかもフランス盤なのでジャケットを見てもなんだかよくわかんない。モーツァルトの二台のピアノのためのソナタが入っていてふたりの男性の写真が裏ジャケに使われているのでたぶんピアノ・デュオだろうと見当をつけて購入。二枚組で1500円弱ってお買い得価格だったし。
なんで知りもしない謎なCDを買ったかというと収録曲のでたらめさにひかれたわけです。J.S.バッハモーツァルトからガーシュインコール・ポーター、W.C.ハンディまで。しかも作曲者名なしの謎の「Wagneria」とか「Chopinata」なんて曲も。うーん、気になる。それからあの色川武大氏が愛したジャズ小唄「Yes Sir, that's my baby」も入ってる。これは買うしかないでしょ。
まずはライナー読んで基礎知識固めから。やっぱピアノ・デュオでした。「Novelty Piano Duet」だそうで。と言ってもMonsieur Jean Wienerは「月に憑かれたピエロ」のパリ初演に参加したとのこと。腕に覚えありってわけですな。ほとんどの曲が1920年代後半の録音。まあ写真見て昔の人だとは思ってたけどね。モノラル表示もあったし。
で聞いてみた。おすすめ。なんかあんまし大げさでなくいろんな曲のパラフレーズとかやってて、ちょっと変なアレンジで当時のジャズソングをやってて、BGMにいい感じ。惜しむらくは原盤の状態があんましよくない曲がけっこうあること。まあ、世界初CD化らしいので、ほかのCDを探すわけにはいかないんですが。
あ、レーベルとCD番号書いとかないとだね。
7243 5 86480 2 7 (EMI France) たぶんクラシック扱いの商品です