「カフェ・ミュラー」

ピナ・バウシュ振付作のDVDってパリ・オペラ座グルックオルフェウスとオイリディーケ」だけだと思っていたら、なんと、代表作「カフェ・ミュラー」が出てたとは! しかも本拠地ヴッパタールでの収録! 当然即購入。アマゾンで4320円とちと高めですが。
でも、もちろん満足しました、と言いたいところですが、うーん、これ放送用とか販売用に収録したものではなく内部資料用っぽくて、そこがなあ… ちなみにビデオの監督はピナ・バウシュがクレジットされています。
ビデオ収録用に照明を強化しているわけではないので画面は暗め。カメラは基本一台、パンでフォローってスタイルです。ときどきカメラの切り替えがあるのは別の収録日分につないでいる*1のでしょう。
ヴィム・ヴェンダース監督作「ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」での創造的再構成ヴァージョンを見た後でこれを見るとやはりなあ…
いっそのことずっと舞台全景を見せるだけの方が、なんて極端なことを思ったり。
ただ監督がピナだということを勘案すると、ピナ本人が見せたかった「カフェ・ミュラー」はこれなのかもしれません。
でもピナの生前にはリリースされてないわけだし、ならば仕上がりに満足していなかったのかもしれないし。
うーん。


Café Mueller (Book + DVD)

Café Mueller (Book + DVD)

Orpheus Und Eurydice / [DVD] [Import]

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*1:クレジットによれば収録は1985年8月18〜21日の4日間です。